アスベストは様々な特性に優れ、材料としては安価であり、非常に使用しやすい素材です。 しかし、何故アスベストはいけないのでしょうか?それはアスベストには発がん性があることがわかったからです。 近年、アスベストを大量に吸った場合、人体に悪影響があることがわかりました。アスベストは石綿肺(アスベスト肺)や肺がんの他、悪性中皮腫などの原因になるとされています。 現在では日本だけでなく、世界的にアスベストの使用が徐々に削減・禁止の傾向になりつつあります。
アスベスト除去工事 | アスベスト封じ込め工事 | |
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工法 | 「アスベスト除去工事」とは、その名の通り建物に使用されているアスベストを取り除く工事です。アスベスト除去工事専用の薬剤を吹付けのアスベストに塗布することで、工事中にアスベストが飛散するのを防ぎます。 | 「アスベスト封じ込め工事」とは、建物に使用されているアスベストに専用の薬剤を塗布し、アスベストが空気中に飛散しないようにする工法です。 |
メリット | ・アスベストを完全に除去してしまうので以後のメンテナンスは必要ありません。 ・アスベスト除去工事を行えば以後はメンテナンスは必要ないため、最終的には工事の費用が抑えられます。 | ・アスベストに専用の薬剤を塗布するのが主な工事内容となりますので、アスベスト除去工事と比べると工事期間が短く、封じ込め工事だけで考えると費用も抑えられます。 |
デメリット | ・アスベストの除去工事を完了させた後、多くの場合は復旧工事が必要となるため、封じ込め工事と比べると工事期間が若干長くなります。 | ・使用頻度の低い施設で半年に1度、高い施設では月に1度の点検・記録などのメンテナンスが必要です。 ・アスベストがなくなるわけではないので、建物解体時にはアスベスト除去工事を行わなくてはなりません。封じ込め工事の費用に加え、後々の除去工事の費用が発生します。 |
工期 | 約2ヶ月 |
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工事内容 | 機械室(天井・壁) |
面積 | 約90㎡ |